転勤になった時の持ち家をどうするのか?売却するのか、賃貸にするのか、そのまま維持するのか。判断の基準をご相談いただけます。

突然の転勤辞令!持ち家はどうすればいいの?

選択肢を絞るために整理することを確認する

持ち家なのに、仕事の都合で引っ越しをしなければならない状況になったとき、短い期間で、家族の考え、いまの住まい、新しい住まい、必要なお金、仕事のことなどいろいろと考えることが多くあります。転勤が決まったときにマイホームをどうするのかについて、悩まれている方は、ぜひご相談ください。

引っ越しの伴う転勤が決まった時には、まずは転勤の期間と場所を確認するようにしてください。短期になるのか、長期間になるのかで不動産の扱いが変わってきます。また、どれだけ遠方になるのかによっても選択肢が変わってきます。考えを整理するために、期間と場所を確認してください。会社によって、社宅や家賃補助などの制度も様々です。転勤後に必要な資金を計算するうえでも、会社の制度を確認することもお勧めいたします。

そして、住宅ローンの残債がいまどういう状況なのかを確認しましょう。仮に売却の選択を考えた場合に、住宅ローンが完済できないと売却の計画も頓挫してしまいます。

まだ、住宅ローンが残っている場合は、ご家族の状況やお考えも共有しておきましょう。ひょっとしたらご家族全員の生活環境が変わることになるのかもしれません。全員の意思を確認しておくことが、スムーズに話を進めることにつながるはずです。

その上で、大きな問題になる「住まい」をどうするのか決めていきましょう。もちろん、新しい住まいと、現在のお住まいの両方です。新しい住まいに関しては、社宅や賃貸、親族の家を借りるか、新たに家を購入するのかが主な選択肢になるはずです。一方で、単身赴任でなければ、現在のお住まいは、「賃貸にする」「売却する」「空き家にして管理を委託する」ことになります。それぞれもメリット、デメリットを考えて検討していきましょう。

「賃貸」「売買」「管理」の3つの選択肢

◆賃貸にする場合のポイント◆
持ち家を賃貸に出す場合のメリットは、賃料収入が入り、人が住むことで建物の維持管理を兼ねることが出来る点です。デメリットは、途中で売却はしくくなることや、転勤の予定が変わっても、すぐには戻ることはできなくなることです。一時的に持ち家を賃貸する場合は、定期借家が必須になります。

◆売却する場合のポイント◆
売却する場合のメリットは、維持管理から解放されることです。もちろん売却による収入もあります。転勤後の予定の変更などにも柔軟に対応することができます。一方で、再び売買のための諸経費を負担しなければならず、売却した金額でローンが完済できない場合は、売却できる可能性が低くなります。

◆空き家として管理を委託するポイント◆
空き家管理を外部に委託する場合のメリットは、他人に使われなくて済むことです。転勤期間などのご自身の事情に合わせて対応できることも大きなメリットです。但し、管理コストが発生し、賃料収入もないため経済的な負担は重くなります。そのため、管理会社でなくても、親族で任せる人がいれば、相談してみてはいかがでしょうか。

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