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北九州市の空き家状況ってどんな感じでしょうか

 

皆様こんにちは。恐らく、こちらのブログを読んでいただいている方は、空き家を所有されている方も多いのではないでしょうか。昨年(2023年)の法改正で「管理不全空き家」の問題がでてきたり、今年(2024年)の4月から始まる相続登記の義務化の促進などで、所有されている空き家、空き地が気になっている方もいらっしゃると思います。駅の構内などいろんなところに広告なども掲示されているので、ご覧になることもあるのではないでしょうか。

言うまでもなく、空き地や空き家はそのまま放置しておくと大きな問題やトラブルにつながることがあります。不動産を所有されている方の責任はこれからもますます負担が大きくなることが考えられます。そこで、北九州市の空き家の状況を確認しながら、空き家の現状や放置する問題の理由などを考えていきましょう。

 

北九州市の空き家の現状をみてみましょう

空き家率というのは、特定の地域の住宅の中で、空き家がどの程度の比率になっているかを表示した数値です。北九州市の「平成30年住宅・土地統計調査」によると、北九州市の空き家数は約79,300戸で、空き家率は15.8%になっており、空き家率は政令指定都市で2番目の高さとなっています。

ちなみに、全国の同年空き家数は850万戸、空き家率13.6%で、全国と比較しても高い空き家率となっています。

「危険な空家等」になりやすいと言われている「居住世帯のない一戸建空き家」の空き家率は5.6%で過去最高となっています。こちらも全国平均5.3%よりも北九州市の方が少し高い水準となっています。

空き家を都道府県別にみると、九州地方の鹿児島県はとても空き家率が高く、そのほかに四国地方の空き家率が高くなっています。「率」で言うと、都市部より地方が高い傾向にありますが、実は東京都、大阪府、神奈川県、愛知県などの都市部で約240万戸の空き家があり、これは全国の空き家の約30%にもなっています。大都市は率が低くても空き家の数はとても多く、全国どこでも同じように、空き家に対する問題が広がっていると考えてよいのではないかと思います。

空き家って、そもそもどんな状態を言うのでしょうか?

空き家と言っても人の財産です。財産となる空き地や空き家自体が問題だというわけではありません。個人の財産をどのようにしようが、人それぞれの考え方ですので、空き家が増えることが問題なのではありません。

問題になるのは、一切管理がされずに放置されている空き家などが増えていくことだと考えられます。例えば、相続の手続きが済んでいないような空き家だと、どこの誰が所有者なのか分からないケースなどもあります。

そもそも、どんな状態から「空き家」と呼ばれるのをご存じでしょうか。実は空き家には明確な定義があります。「空家等対策の推進に関する特別措置法」という難しそうな法律が2015年2月26日に施行されました。そして、この法律の中で「空き家は1年以上暮らしていない、あるいは使用されていない住宅である」と定義されているのです。暮らしていないなどの基準は、人が出入りしているかどうか、電気、水道、ガスが使用されているかどうかなどの判断になります。

いかがでしょうか。北九州市の空き家の数値的な現状もご紹介させていただきました。空き家の問題は地域の皆様の問題意識の高まりによって解決できることも多くあります。次回は、空き家をそのままにしておくとどんな問題が起こるのかについて、もう少し掘り下げていきたいと思います。

北九州市で空き地や空き家でお悩みの方がいらっしゃいましたら、まずはアス・プラスへご相談ください。

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